キックオフミーティングの開催

2021年10月6日

2021年10月6日にプロジェクトのキックオフミーティングが開催されました。

本プロジェクトは、2020年9月2日に両国間でプロジェクトの実施が合意された後、新型コロナウイルスによる渡航制限の他、エチオピア国内の情勢悪化の影響も重なり、JICA専門家が現地へ渡航できず、現地でのプロジェクト活動を開始できない状態が長く続きました。
2021年8月末にようやくJICA専門家が第1回目の現地渡航を実施することができ、現地でのプロジェクト活動を徐々に開始していきました。そして、10月6日にプロジェクトのキックオフミーティングを、プロジェクトを実施するアディスアベバ上下水道公社の会議室にて開催することができました。
エチオピア側からは、アディスアベバ上下水道公社の総裁、水道担当副総裁をはじめ、無収水関連部局及び関連支局長等8名が出席しました。
日本側からは、JICAエチオピア事務所、JICA専門家チーム(日本人専門家及び現地スタッフ)ら7名が出席しました。
まず、アディスアベバ上下水道公社の総裁よりプロジェクト実施についての謝意が述べられました。その後、JICA専門家からプロジェクト概要(プロジェクト目標、活動内容、活動スケジュール、プロジェクトのコンセプト等)を説明しました。続いて、今後のプロジェクト活動等に関するディスカッションが行われました。プロジェクト実施の合意から1年以上経過した後のキックオフミーティングであったこともあり、「ついにプロジェクトをスタートすることができ非常にうれしく思う」等のコメントや「プロジェクトでどのような機材が調達されるのか」についての質問がありました。

アディスアベバ市では無収水率が約40%と高い水準にあり、これまで長年無収水対策に取り組んできたものの成果が出ていないことが課題であるため、エチオピア側よりプロジェクトへの期待が感じられるものでした。プロジェクトの実施にあたっては、エチオピア側及び日本側双方が協力することが重要であることも確認し、キックオフミーティングが終了しました。

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キックオフミーティングの様子

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日本側へプロジェクト実施の謝意を述べるアディスアベバ上下水道公社総裁