国家TQMファシリテータに対する5S研修を実施

2019年5月31日

5S-KAIZEN-TQM手法の普及にあたり、普及の要となる国家TQMファシリテータを育成することを目的に、5月9日、10日、13日の3日間にわたり5S指導者研修を実施しました。本研修には16名が参加し、質と安全の基礎、5S手法の基本概念など、実施にかかる必要な知識と技術ならびに継続していくためのモニタリング・評価について学びました。
保健医療サービス省と合意の上、国家TQMファシリテータの認定基準を次のように定めました。まず、国家TQMファシリテータ対象の5S手法に関連した知識と技術を学び、研修後のアセスメントにおいて75%以上の正解率を獲得した人については「レベルBファシリテータ」として認定し、レベルBのファシリテータのうちKAIZEN研修においてKAIZEN手法に関連した知識と技術を学び、研修後のアセスメントにおいて75%以上の正解率を獲得した人については「レベルAファシリテータ」として認定するものです。
本5S指導者研修後のアセスメントの結果、今回参加した全16名を「レベルBファシリテータ」として認定しました。今後、認定された国家TQMファシリテータは、パイロット対象保健医療施設に対する研修や巡回指導において、指導者としての彼らの活躍が期待されます。

また、5S指導者研修に続き、5月14日と15日の両日、上述のレベルBファシリテータの協力の下、5S-KAIZEN-TQM実施ガイドラインの草案作成作業を行いました。参加したファシリテータの皆さんは、草案作りを通じてフィジーにおける質と安全管理に関する取り組みや実施体制、活動運営の仕組み、質改善に関わる各チームの役割と責任などについて整理し、自らの立場や役割について認識を深めたようです。

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研修の講義の様子

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参加者による5S演習の様子