第1回合同調整委員会(First Joint Coordinating Committee, JCC)開催

2022年9月7日

2021年11月10日、当プロジェクトの第1回合同調整委員会(JCC)が開催されました。JCCは、相手国プロジェクト実施機関、監督省庁、JICA現地事務所の長などで構成されるプロジェクトにおける最上位の意思決定機関であり、JCC会議は同構成メンバーや主要関係者が例年であれば一堂に集い、プロジェクト方針や計画を協議・決定する場です。今回は、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、オンラインによる開催となり、残念ながら一堂に会して開催することはできませんでした。しかし会議には、フィジー水産省からG. P. N. Baleinabuli事務次官、南太平洋大学の農業・地理・環境・海洋・自然科学部(USP-SAGEONS)Surendra Prasad学部長およびカウンターパート達が、日本側からは、在フィジー日本国大使館書記官、公益財団法人海外漁業協力財団職員、JICAフィジー所長および担当職員、専門家の総勢27名が出席しました。

会議の冒頭、Baleinabuli事務次官による開催の挨拶があり、これまでのフィジーの水産分野におけるJICAの支援および本プロジェクトの実施に関する謝辞が述べられました。その後、田村チーフアドバイザーによるプロジェクトの概要説明に続き、水産省Neomai 局長による上位目標、プロジェクト目標及び活動計画、の提案が行われました。さらに、水産省Shalma上席水産職員による、本会議開催に至るまでの本プロジェクトの活動実績に関する報告がありました。その後、プロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM:プロジェクトの計画・実施・評価を行う際の基本的枠組み)の変更提案について協議し合意に至りました。この合意に伴い、これまでのプロジェクト形成段階より、実施段階へと移っていきます。会議の最後には、JICAフィジー事務所天池所長による挨拶があり、フィジー水産省およびUSP関係者の協力に関する感謝の意が述べられた。そして、第2回JCC以降ではアフターコロナによる対面での開催の実現を祈りつつ会議が締めくくられました。

【画像】オンライン開催での集合写真

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JCCの様子

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水産省の様子

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USPからも遠隔で参加