第1回JCC会議を開催しました

2022年7月6日

2022年7月6日、第1回Joint Coordination Committee会議を開催しました。プロジェクトディレクターであるJames Fong保健省次官、プロジェクトマネージャーであるDevina Nandウェルネスセンター長をはじめ、各地域保健事務所、WHO、JICAフィジー事務所、日本大使館などから約20名が出席しました。

プロジェクトが始まって最初のJCC会議ということで、プロジェクトの実施体制とコンセプトについて合意することが主な目的となりました。会議ではチームリーダーの長井圭子専門家がプロジェクトの実施体制、コンセプト、今後の計画について発表を行い、加えて、2022年4月のプロジェクト開始以降実施してきた現状分析の報告と、それを踏まえたプロジェクトデザインについて提案を行いました。その後の議論を経て、当プロジェクトでは生活習慣病対策の中でも特に、スクリーニングとそこで特定されたハイリスク者のフォローアップに焦点を当てた活動を行うことが合意されました。さらに、パイロット活動についての議論は新たにパイロット活動ワーキンググループを組織して行うことが合意され、メンバーも決定しました。

また、フィジー側からは特に、フェーズ1で実施した動機付け面接(MI)が生活習慣病患者の行動変容に非常に効果的であり、MI研修を引き続き実施してほしいとの声が聞かれました。フェーズ2においては、プロジェクト終了後のサステナビリティを考え、マスタートレーナーをフィジーの各地域において養成し、フィジー全土でMI研修を実施できる体制を整えていく予定です。

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集合写真

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右からDevina Nandウェルネスセンター長、James Fong保健省次官、Tevita Qoriniasi中部/北部DMO

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前列右から天池麻由美JICAフィジー事務所長、長井圭子チームリーダー、青木純企画調査員

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JCCのTerms of Referenceに署名するFong次官と天池所長

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会議の様子