動機付け面接の講師養成研修を開催しました（中部・東部）

2022年10月17～21日（中部地方対象）および10月31日～11月4日（東部地方対象）、動機付け面接（Motivational Interviewing：MI）の講師（マスタートレーナー）養成研修（Training of Trainers：TOT）をスバで開催しました。フェーズ1で中部地方において育成されたマスタートレーナーが中心となり、MI研修を全国展開するため、全ての地方（中部・東部・北部・西部）においてマスタートレーナーを育成します。

今回のTOTに先立ち、研修資料やテキスト、研修プログラムの改訂を行いました。また、研修実施中にも、マスタートレーナーたちは時間配分や講義内容などについて試行錯誤し、改善を重ねています。講義の合間には日本のラジオ体操を紹介し、皆でやってみましたが、前屈の動作ではいつも、なぜか笑いが起こっていました。

この2回の研修の結果、新たに31名がマスタートレーナーとして認定を受けました。フェーズ1で育成されたマスタートレーナーは看護師と栄養士だけでしたが、今後、多様な職種がNCD対策で連携していくことを目指し、今回新たに医師、歯科医師、理学療法士もマスタートレーナーに加わりました。さらに、フィジー国立大学の栄養士養成課程、看護師養成課程の講師4名もマスタートレーナー認定を受けました。今後、大学のカリキュラムにMIが加えられる予定であるため、今回認定を受けた講師たちが大学の授業でMIを教え、より多くの医療従事者がMIのスキルを持って現場に出ていくことが期待されます。