第2回PIC会議にてパイロット活動が合意されました

2022年11月15日

2022年11月14日に第2回Project Implementation Committee(PIC)会議をスバで開催しました。PIC議長であるウェルネスセンター長のDr. Devina Nandを始め17名が会場で参加し、8名がオンラインで参加するハイブリッド形式で実施となりました。

会議ではまず、長井専門家より、現在までのプロジェクト活動の進捗として動機付け面接法(MI)研修の研修資料改訂、MI研修講師養成の実施状況、職域健診推進のための健診機材貸し出し開始等について報告を行いました。さらに、本プロジェクトフェーズ1で開発された、生活習慣病のハイリスク者を特定するための仕組みである「ウェルネスクリニックシステム」について、従来から行われていた保健施設におけるスクリーニングに加え、職場とコミュニティにおけるハイリスク者のフォローアップも加えた「ウェルネス推進システム(仮名称)」とすることを提案し、合意されました。ウェルネス推進システムのパイロット活動を実施するパイロット地として、フィジー国保健省による取り組み「Health Promoting Community」の対象コミュニティを基に、各地域(division)からそれぞれ2か所、計8か所のヘルスセンターを選出しました。

また、質疑応答では、MIの講師養成研修と今後のMI研修の全国展開に多くの関心と期待が寄せられ、これまでに育成された講師リストをまとめて全地域で共有することや、MI研修講師の数をさらに増やすためウェルネスセンター職員向けの講師養成研修を実施することが話し合われました。

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プロジェクトの進捗について発表する長井専門家(右端)

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議長のDr. Devina Nand

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Healthy Setting Programの進捗報告

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集合写真