ガーナ産のお米を食べよう!(National Farmer’s day)

2019年12月6日

ガーナでは毎年、12月第1金曜日は、「農民の日(Famer’s day)」として、祝日となります。そして、農民の日を擁する12月第1週には、「農民の日」を祝い、毎年各地で農業フェアが開催されています。

今年の第35回ナショナル農業フェアが、ボルタ州の州都ホー(Ho)で開催され、12月5日・6日の二日間、プロジェクトも参加をしました。
今年の農業フェアのテーマは、「アグリビジネスに向けた小規模農業の強化」。プロジェクトの「小規模農家への支援」とも合致します。

ガーナでは一人あたりの米の消費量が2000年から10年間で2倍に増加しているものの、国産米の生産が需要に追い付かないこと、また輸入米の人気も追い風となり、米の国内消費の半分以上が輸入米となっています。ガーナ政府はこの現状を改善すべく、国産米推進の方針を打ち出し、様々な取り組みを行っています。近年では、国産米の品質向上への取り組みの成果か、消費者も少しずつ、ガーナ産米の魅力を認識し始めているようです。
プロジェクトでは、農業フェアの来訪者にポン灌漑地区(KIS)産の国産米を試食してもらい、味や香りを体験してもらうことで、その品質の高さをアピールしました。2日間の間に、200名近い人がブースを訪れ、お米を試食しました。試食をした人々からは「おいしい!」「味も香りも良い!」という声が聞かれ、評判は上々。KISから持参した5kg入りの袋 約70袋が全て売り切れました。

フェア最終日であり、「農民の日」当日の12月6日、農業フェアを訪れたナナ・アクフォ=アド・ガーナ大統領は、スピーチの中で、「米の自給自足目標達成の成否は、国産米の消費の程度に大いに左右される。ガーナ産のお米を食べることで、農家にやる気を起こさせ、また地方の食品産業の発展をサポートしなければならない。」と訴えました。
プロジェクトは今後も様々な機会を捉えてKIS産米をアピールし、米の自給自足の促進に貢献していきます。

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プロジェクトのブース

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プロジェクト紹介のバナー

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ポン灌漑地区産のお米