展示圃場の選定

2017年10月23日

第2グループとして選定した6つのパイロットコミュニティにおいて、農作物の多様化の活動のための展示圃場を設置することにし、現在、その設置場所の選定のための調査を実施しています。
9月には住民から提案のあった候補地を訪問して、土地の所有状況や面積、灌漑水の有無、アクセスの容易さ等についての確認を行いました。
その結果をふまえて、10月には農牧省農牧科学技術局(DICTA:Dirección de Ciencia y Tecnología Agropecuaria)の協力により、DICTA技官による圃場調査を実施しています。
10月16日にはユスカラン市のロス・ライネス及びチャグイテ・スル、10月23日にはオロポリ市のサマジャレ及びロサ・デ・アブリルの展示圃場候補地を訪問し、圃場の地理的環境や土壌の状態等について確認し、耕作に適した作物の候補について検討を行いました。
当初各コミュニティで1か所の展示圃場を選定する予定でしたが、DICTA技官からは、候補地ごとにそれぞれ条件が違うため、各候補地に適するものを試験的に栽培、展示していくのがいいのではなかいかとの提案があり、そのような方向で改めて検討を進めていくこととしました。

今後、各圃場の土壌分析の結果等も踏まえて、各コミュニティで導入を試行する農作物の選定を進める予定です。

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ロス・ライネス(ユスカラン市)

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ロサ・デ・アブリル(グイノペ市)