第5回合同調整委員会

2018年6月6日

2018年6月6日(水)に環境省副大臣、JICA事務所長、環境省関係部局(生物多様性局、水資源局、援助調整局等)、林野庁、外務省、ユスカラン市、グイノペ市、オロポリ市等の関係者の出席のもと、第5回合同調整委員会を開催しました。合同調整委員会とは、概ね半年に一度、先方政府、JICA、およびプロジェクト関係者がプロジェクト運営に関する協議を行うために行われる会合です。

今回の合同調整委員会では、プロジェクトの全体的な進捗状況、パイロットコミュニティにおける活動、ユスカラン生物保護区の境界線見直し、および2018年2月に実施された本邦研修についての報告等が行なわれました。続いて2018年度の活動計画についてプロジェクト側から提案を行い、承認されました。
また、今回は5月末から実施されていたJICA本部による運営指導調査の結果をふまえ、調査団からPDM改訂案と、環境省と林野庁のより一層の協力の必要性、プロジェクト活動で得られた経験・知見の早期とりまとめ、地域住民の意識向上のための簡易野生動物図鑑の作成・配布等の提言が行われました。

最後に、プロジェクトモニタリグシート、2018年度活動計画(POA)、PDMの改訂案について、合同調整委員会として承認する旨、JICA中根所長と環境省Carlos Pineda副大臣との間で議事録の署名、交換を行いました。

2016年1月から開始した当プロジェクトは、2018年7月で5年間のプロジェクト期間の半分を迎えます。プロジェクトの中間地点で実施された今回の合同調整委員会では、前半に実施した活動の成果をふまえて、PDM改訂を通じた後半の活動の方向性の見直し、明確化を行うことができました。
これからのプロジェクト後半、プロジェクト関係者一同、新たな気持ちで取り組みます。

【画像】会合の様子

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JICA中根所長と環境省Carlos Pineda副大臣