第四回Joint Coordination Committee(JCC:合同調整委員会)会議の開催

2019年10月25日

2019年10月25日に、インドネシア科学院(LIPI)ボゴール植物園内会議室にて、第四回Joint Coordination Committee(JCC:合同調整委員会)会議を開催した。

JCCは、相手国プロジェクト実施機関、監督省庁、JICA現地事務所の長などで構成されるプロジェクトにおける最上位の意思決定機関であり、JCC会議は同構成メンバーや主要関係者が一堂に集い、プロジェクトに関わる事項を協議・決定する会議である。

昨年11月に実施された第三回JCCに引き続き行われた今回の会議では、日本インドネシア双方で30名を超えるプロジェクト関係者が一堂に会し、プロジェクト活動実績の報告及び成果の達成度、今後予定している活動について共有を行った。

特に、プロジェクト開始から3年が経過し、個々の研究活動の成果が表れてくる中、プロジェクト目標であるアランアラン荒廃草原活用によるバイオマスエネルギー及び持続的生産技術が開発されるというプロジェクト目標を期間内に達成するために必要な活動について集中的に議論した。

翌週には、LIPIボゴール植物園に隣接するSavero Grand Hotelにて、本プロジェクトの研究代表機関である京都大学生存圏研究所及びLIPI共催による現地出前講義と国際シンポジウムが10月28日から29日にかけて開催された。日本側からは、本プロジェクト研究代表者である京都大学生存圏研究所の梅澤俊明教授によるプロジェクト全体活動紹介の後、小林優准教授、坂本正弘准教授、梅村研二准教授が登壇し、プロジェクトに関連した学術領域について、インドネシア側の若手研究者及び学生に対し平易に解説を行った。講演後には、質疑応答を通じて現地研究者との意見交換が活発に行われ、大変好意的な反応を得た。これからも、このような機会を通じ、本プロジェクトの活動を積極的に広報し、活動に対する理解者、協力者を増やしていくことに努めたい。

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第四回JCC会議の様子

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関係者集合写真

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国際シンポジウムの様子

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梅澤俊明教授によるプロジェクト活動紹介