インドネシア:スラウェシ島復興支援にドローン測量を導入!

2019年5月30日

現在、JICAが震災復興支援事業を展開しているインドネシアの中部スラウェシ州にて、2018年9月に発生した地震と、それに伴う液状化や土砂崩れ等により被災したインフラ復旧のため、テラドローンインドネシア社の測量用ドローン(Unmanned aerial vehicle:UAV)LiDARを導入して被災地域の高精度地図を作成しました。

UAV LiDARは、従来の実測測量と比べて1/3程度の作業期間で実施でき、且つ3次元化された点群データの測量結果を得られ、設計検討時の大幅な効率アップにつながるため、今回導入に至りました。この地形調査で収集された画像データにより、地盤の状態確認、地形の把握はもちろんのこと、最も被害の大きかった地域の特定が可能となり、同国政府はより安全に効率よくインフラや住宅の再建に取り組むことができるようになりました。

JICAは引き続き、地震災害からの復興計画の策定及びその実施支援等を行うことにより、的確かつ円滑な復興事業の促進と、より災害に強い社会の形成に寄与していきます。

【画像】離陸直後のLiDARを搭載したドローン(インドネシアのスラウェシ島にて撮影)

【画像】LiDARによる地形測量で得られた、3Dマップ、数値標高モデル、等高線データ

【画像】テラドローンインドネシアとJICA調査団の参加メンバー(インドネシアのスラウェシ島にて撮影)