インドネシア母子健康手帳の改訂オンライン普及セミナー

2020年7月31日

インドネシアでは1993年から5回の母子健康手帳の改訂が行われてきました。今回の改訂は第6回目で、昨年から改訂作業が進められてきました。コロナの影響もあり、予定より遅れましたが、今年6月にほぼ完成形が出来上がりました。

今回、新たに改訂された母子健康手帳について、保健省では6月から7月にかけて、それぞれ参加対象者を変えて、3回のオンライン普及セミナーを実施しました。セミナーはZoomでライブ配信された他、YouTubeでオンデマンド配信され、YouTubeでの配信は7月末時点で計9万回以上再生されています。

インドネシアでは、保健センター等で行われていた母子保健サービスの提供が新型コロナウイルス感染拡大により、通常通り行うことが難しい状況となっている中で、保健省は4月以降、医療従事者に向けていくつかのコロナ対策と母子保健サービス提供のためのガイドラインを取り纏め、発表してきました。これらのガイドラインの中では、コロナ禍において母子手帳を積極的に活用することが盛り込まれています。

本普及セミナーにおいても、保健省は全国の保健医療従事者にむけて、コロナ禍においては、母子が健康を守るための情報を得たり、家族が子どもの成長を促したり見守るために母子健康手帳を積極的に有効活用してほしい、というメッセージを力強く発信しています。

資料

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オンライン普及セミナーのお知らせ

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母子手帳活用を盛り込んだインドネシアのコロナ対策母子保健ガイドラインの一例

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普及セミナーの参加者の様子