テクニカルブリーフTechnical Brief-Global Promotion of MCH Handbook インドネシア語版が完成しました

2021年3月10日

JICAは世界の母子保健関係者に向けて、母子健康手帳の意義や、JICAや他の国際機関が開発途上国で実施支援した母子健康手帳に関連する知見、WHO国際指針などについて「テクニカルブリーフTechnical Brief-Global Promotion of MCH Handbook」としてまとめています。これまで英語版、フランス語版で34号まで発行されています。

この度プロジェクトでは日本とインドネシアに関連の深い号をインドネシア語に翻訳し、「インドネシア語版テクニカルブリーフ」を作成しました。

翻訳した号は、母子健康手帳とはなにか、日本の母子健康手帳の改訂の歴史と母子保健ニーズの変遷、インドネシアの母子健康手帳を母子継続ケアで有効に活用するための提言や、母親学級を通じた母子健康手帳の活用から得られた知見などです。いずれも、母子健康手帳はユーザーである母親や家族に寄り添うものであること、保健サービスの中で有効に活用されるものであること、多くの関係者が共通のツールとして活用するものであること、継続的に維持していく必要のあるものであることなど、エビデンスを基にわかりやすく記載してあります。

保健省の関係者、公衆衛生や保健を専門とする学生や教員、その他の日本とインドネシアの母子健康手帳に興味関心のある方々に気軽に手に取っていただき、活動の一助にしたり、母子健康手帳への理解を深め、インドネシアの母子のために母子健康手帳をさらに活用してもらえることにつながればと思います。

インドネシア語版作成に当たっては、インドネシア語のニュアンスや表記の仕方に関して、JICA尾崎国際協力専門員と元JICA専門家故安藤毅氏にご支援頂きました。

ご協力、誠に有難うございました。

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