第4回合同調整委員会を開催

2023年1月31日

2023年1月31日に、本プロジェクトの第4回合同調整委員会((注)Joint Coordinating Committee:JCC)がハイブリッド(オフライン及びオンライン)で開催されました。

今回は、本プロジェクトのカウンターパートであるインドネシア共和国保健省公衆衛生局をはじめ、外務省、国家官房、プロジェクト対象州・県市保健局、国立研究開発機構(BRIN)、JICA本部及び事務所から約70名が参加しました。

公衆衛生総局マリア・エンダン・スミウィ総局長及び、JICAインドネシア事務所岡村健司次長が開会の挨拶を行いました。エンダン総局長は、インドネシアの母子保健におけるJICAの長年にわたる協力に感謝の意を表しました。また、リトル・ベイビー・ハンドブックと6か月児を対象とする包括的健診(Integrated Child Heath Check-up/ICHC)導入に関するプロジェクトのサポートは非常に重要であり、現在、保健省によって現在開発されている一次医療サービスのパッケージにそれらを含める必要があると述べました。

岡村氏は、各プロジェクトの成果のレビューを伝え、今回のJCC会合をとおして、各関連機関の代表者がすべてのセクターでのさらなる持続可能性を検討するための活動の重要なポイントを言及しました。

栄養・母子保健局ニ・マデ・ディアPLD局長代理は、母子死亡率の減少と発育阻害の予防における本プロジェクトの支援について発表しました。その後、プロジェクトの地域保健専門家が、プロジェクト計画(PDM)に基づいて成果の進捗状況と今後の活動計画について、保健省の5歳未満および就学前児童健康チーム・コーディネーターが活動の実施状況について発表しました。

本委員会では、次の点が確認、合意されました。

・2023年9月に知識共有プログラム(Knowledge Sharing Programme:KSP)を開催する(成果1)。
・低出生体重児のためのリトル・ベイビー・ハンドブックのパイロット実施を評価し、全国的な展開戦略を策定する(成果2)。
・生後6か月児を対象とする包括的健診(ICHC)のパイロット実施を評価し、全国的な展開戦略を策定する(成果3)。

プロジェクトでは、本委員会で合意された計画に基づいて今後も活動を進めていきます。

(注)JCCは、相手国プロジェクト実施機関、JICA関係者などで構成される、プロジェクトにおける最上位の意思決定機関であり、構成メンバーや主要関係者がプロジェクトに関わる事項を協議・決定する会議です。

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保健省公衆衛生総局マリア・エンダン・スミウィ総局長による開会の辞。

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JICAインドネシア事務所岡村健司次長による開会の辞。

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JICA本部小澤真紀課長による総括。

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会議の参加者。