プロジェクトがスタートしました

2017年6月21日

JICAはヨルダン労働省とアブドッラー2世国王開発財団(KAFD)との協力のもと、ヨルダンの若年層に対するキャリアカウンセリングサービスを充実させる為のプロジェクトを今年4月から3年間の予定で開始しました。

ヨルダンでは人口の70%を占める29歳以下の失業率が15%を超えており、若年層の雇用問題解決が重要な課題です。また、「アラブの春」が広がった遠因には失業問題があると言われており、周辺各国が内戦やイスラム過激派の台頭などにより不安定化している現在、同国のみならず中東地域において同課題への対処が求められています。本プロジェクトでは行政、教育機関、民間企業と連携しながら効果的に求職者サイドと求人サイドを繋げる為の取り組みを進めて行きます。

先日4/27にはProject Directorである労働省次官補以下関係者が集まってキックオフミーティング(写真)を開催し、主にプロジェクト初年度の取り組みについて確認を行いました。

現在はパイロットサイトとなる全国5か所の雇用事務所(EO)、6大学に設置されているキャリアガイダンスオフィス(CGO)を順次訪問しながらカウンセリングガイドラインの改訂やキャリアカウンセラー育成について現地関係者が主体的に取り組むワーキンググループの開催準備を進めています。

本プロジェクトへのご理解とご支援の程、どうぞよろしくお願いいたします。

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