第2回ワーキンググループを開催しました

2017年8月7日

4月の第1回に続いてプロジェクトでは7月23日に大学のキャリアガイダンスオフィス(CGO)向け、翌24日に雇用事務所(EO)向けのワーキンググループ(WG)を開催しました。
前回のWGとその後の現場巡回で明らかになったEO/CGOの現状を踏まえ、より良いキャリアカウンセリングサービスを提供する為に解決すべき課題を参加者間で意見を出し合いながら整理しました。作業が進むにつれてEOとCGOで求められるキャリアカウンセリングの役割が異なる事、EO間・CGO間でも抱えている問題が一様ではない事等、今後プロジェクトで開発を予定しているトレーニング教材をデザインする上で考えさせられるポイントがいくつも明らかになりました。WGの後半では日本人専門家によりふたつのインタラクティブな講義が実施されました。ひとつは日本におけるキャリアカウンセリングの仕組みについての講義で、次回WGから開始するキャリアカウンセラーのためのトレーニング教材の開発に参加者が幅広い視点を持って携わってもらえることを目的としています。もうひとつは労働市場調査に関する講義で、企業の若手雇用の実態と若手人材に求める期待を調べるための準備として実施しました。この調査は、日本人専門家と参加者(主にEO/CGOの企業連携担当者)が一緒に企業を訪問し、労働市場調査の実際と企業連携ノウハウを体験しながら日本人専門家から学ぶ実践的な能力強化の場として実施されます。

第3回WGは8月後半を予定しており、キャリアカウンセラーのためのトレーニング教材の開発をスタートさせつつ、8月前半に実施する第1回目の本邦研修成果発表会を計画しています。労働省とアブドッラー2世国王開発財団の同僚達の日本での様子も追ってこちらのHPで紹介させていただきたいと思います。

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