PLEACパイロット校へのモニタリングと支援を行いました

2022年12月21日

PLEACプロジェクトでは、子どもたち一人ひとりが尊重されることで、快適に学校に通い、必要な能力を身につけることができる環境づくりを通して退学抑止を図ることを目指しています。2022年7月から8月にかけて、パイロット7校の教員と校長、地域のスーパーバイザーを対象にワークショップを実施しました。

新年度開始後、9月と11月に、プロジェクトチーム(日本人専門家、教育省職員、スーパーバイザー)は各パイロット校を訪問し、授業観察を行いました。研修で紹介した板書計画のフォーマットを自発的に作成するなど、研修で学んだことを積極的に実践している学校もありました。教員からは「板書計画をつくる過程で授業全体をイメージするため、授業が実施しやすくなり、児童の達成度もあがったように感じる。」「長年の教員生活の中で初めて授業のめあてとまとめを児童に提示するようになった。授業が円滑に進むようになった。」との声が聞かれました。授業後には授業研究会を行い、授業者と授業観察者が「子ども一人ひとりの学び」に着目して授業を振り返り、よりよい授業にするための方策について議論しました。今後も、各学校が継続的にこれらの活動を実践することで、一人ひとりが注目されることや、教員・友達から認められる機会が増えるなど、児童の学習環境を改善するための取組みがさらに強化されることを期待しています。

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授業観察の様子。

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授業研究会では、子どもの学びに焦点を当て授業の改善点を検討する。