ヨルダンの首都アンマンの約350キロメートル南に位置するアカバは27キロメートルに渡るサウジアラビア及びイスラエルとの国境にはさまれた当国唯一の海岸線を有し、紅海と内陸をつなぐ戦略的に重要な場所として古来より地域の交易や交通の要所としての役割を担ってきた。
アカバは当国及び周辺地域の貿易と物流のゲートウェイとしての機能に加えて、国の経済をけん引する重工業の拠点であり、またペトラ遺跡、ワディラムと黄金の三角地帯(Golden Triangle)として当国の観光開発の一翼を担っている。
また、サウジアラビアとイスラエル、エジプトを結ぶ海上交通の要所であるため、アカバは人口約20万人…