持続的森林管理に向けて(4)

2018年3月26日

2018年3月20日から23日

コミュニティメンバーの参加型森林管理計画研修の実施

カウンティの持続的森林管理に向けて、これまでコミュニティにおけるバラサ会議(コミュニティによる会議)、様々な関係者にPFMP(Participatory Forest Management Plan)を理解してもらうためのスコーピングワークショップを実施してきました。次のステップは実際に計画づくりを行うコミュニティのLocal Planning Teamメンバーを対象に実施する参加型森林管理計画研修です。現地でどのような調査をして計画書を作成していくのかというプロセスを学びます。

今回はエンブカウンティのKiang’ombeとKianjiruの森林に関わるLocal Planning Teamメンバーを対象に研修を実施しました。Kiang’ombeからは20名、Kianjiruからは15名のメンバーが参加しました。またKFS(ケニア森林公社)のフォレスターおよびカウンティ政府からそれぞれのワード(行政単位でいくつかの村を集めた区域)事務所の担当者も参加しました。

研修では持続的森林管理計画の具体的なプロセスを説明するとともに、計画書を作成する上で必要な現地調査をどのように実施していくのかという作業プランも作成しました。この作業プランづくりは大変重要で、実際に現地で調査する彼らが、自分たちの森林のリーソスマップを作成しながら、調査する内容をどういう段取り(担当する区域と人数など)で、いつ実施していくかということを話し合ってもらいました。これによって彼らのオーナーシップの醸成にも繋がります。

今回の研修で今後の作業プランができ、4月中に計画書の基本情報を整理した上で、5月の第2週(7日から)に現地調査を実施することになりました。

この現地調査がうまく実施できるかが、今後の計画づくりの鍵となります。

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研修の実施状況

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作業プランを話し合いながら作成

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メンバーが作成したリソースマップ