優良事例の発信をすすめ砂漠化防止に貢献する

2018年3月26日

コンポーネント5活動では、JICAとUNCCD(United Nations Convention to Combat Desertification-砂漠化対処条約)が共同で声明を発表した「サヘル・アフリカの角砂漠化対処による気候変動レジリエンス強化イニシアティブ」(以下、AI-CD)を推進し、AI-CDの参加国それぞれが抱える砂漠化に対する課題解決に向けた取組を行っています。本活動はケニア側カウンターパート機関であるケニア森林研究所(以下、KEFRI)が担当し、さらに、アフリカの角国6か国(ジブチ、エリトリア、エチオピア、ソマリア、南スーダン、スーダン)を取りまとめる役割を担っています。

活動では、砂漠化対処に向けた情報を収集・精査し、データーベースなどに蓄積しています。さらに、インターネット媒体やそれ以外の情報伝達方法を使って情報を発信し、それらの情報が砂漠化対処に貢献するための活動の一助となることを目指しています。

これまで、地域会合を行い各国の意思決定者へのAD-CDの取組の紹介と各国のアクションプランの作成、アフリカの角国の現場担当者を含めた優良事例収集研修を行い、各国からの優良事例収集に備えました。同時に、KEFRI側には情報蓄積のデーターベースを整え、優良事例収集・蓄積・発信に向けた取組を続けてきました。この度、ケニアの現場で収集した優良事例をインターネット上に公開するところまでこぎつけました。

今後は、ケニアをはじめアフリカの角国からの優良事例収集も積極的に行い、一人でも多くの人に活用してもらえるよう活動を続けます。

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優良事例研修-室内

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優良事例研修—現場を通した収集方法の取得