2021年4月28日
2021年4月28日に、ケニア側道路関係機関より選出されたメンバーと専門家チームが、第1回となる橋梁補修に係るSub Working Group(以降、SWG)会議をオンライン開催しました。
第1回SWGは、20名程が出席したため、メンバーの自己紹介、本プロジェクトのコンセプトやSWGとしての方針を確認しました。会議では、ベースライン調査で判明した典型的な損傷や我が国の事例から維持管理を考慮した設計事例が紹介されました。次回は、2021年6月頃に、本プロジェクトで使用する橋梁補修マニュアル(案)及びパイロットプロジェクトについて、議論する予定です。なお、参加できなかったメンバーのためにも、本SWGはアーカイブとして残し、ケニア側技術者の理解促進に役立てます。
更に、本プロジェクトでは補修技術に係るパイロットプロジェクトを3段階で実施する予定です。2021年5月13日にパイロットプロジェクトの準備会議をケニア高速道路公社の構造部および回廊維持管理部の技術者と開催し、コンセプト、実施および準備スケジュール、予算確保の手続き、公社内での役割分担など基本事項を確認しました。
今後はパイロットプロジェクトに係る準備会議を毎月開催し、予定通りの実施に向けて準備を進めます。
実施時期 (ケニア会計年:7月~6月) |
ステージ | 概要 |
---|---|---|
2021/2022 | ステージ1 | 簡易的なスポット補修、道路維持管理契約を活用した橋梁の清掃・点検 |
2022/2023 | ステージ2 | 交通規制を伴わない、構造的な補修(予定) |
2023/2024 | ステージ3 | 交通規制などより総合的な管理を伴う橋梁補修(予定) |