サバナケット県でF-REDD 2のキックオフ会合を開催しました

2022年6月20日

F-REDD 2では、ラオス中部のサバナケット県を対象として、REDD+実施に向けた実施体制の構築や能力強化を支援します。このプロジェクト開始のタイミングで、サバナケット県の県・郡の農林事務所の関係者を対象としたキックオフ会合を開催しました。まずラオスにおけるREDD+の取り組み状況を紹介した上で、プロジェクトの活動内容やワークプランを説明し、意見交換を行いました。
今までJICA森林分野の技術協力プロジェクトは主にラオス北部で実施されてきましたが、今回初めてラオス中部で実施することになります。サバナケット県では、キャッサバ栽培などの商品作物栽培の拡大により、森林保全対象地の森林減少が進行しており、県および郡の関係者の高い期待と関心を感じる機会となりました。
なお、今回のキックオフ会合は、ラオス側がプロジェクト運営に対して主体性を持って取り組む姿勢を前面に打ち出しており、ラオス森林局次長とサバナケット県農林事務所次長によるラオス側の共同議長の下で開催され、REDD+紹介やプロジェクト説明は中央レベルの森林局のカウンターパートによって行われました。ラオス側のオーナーシップによる今後の活動の展開が期待されます。

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サバナケット県におけるF-REDD 2キックオフミーティング

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国立保全林近くの農地開拓と森林伐採