国際水協会におけるカウンターパートによる発表

2022年10月18日

国際水協会(IWA:International Water Association)による世界会議・展示会(WWCE:World Water Congress & Exhibition)が、2022年9月11日~15日の5日間、デンマーク国のコペンハーゲン市にて開催されました。

リロングウェ市水公社(LWB)から本プロジェクトに関係する以下2編の論文が提出され、両編とも審査を通過したことからWWCEにおいて口頭発表を行いました。専門家は、LWB職員の能力強化の一環、及び、本プロジェクトの取り組みや成果を広く国外へ発信すること目的として、論文作成やコペンハーゲンに同行し、この発表を支援しました。

・The use of water safety planning to modernize and improve water supply and quality in Lilongwe city
(リロングウェ市における、水供給/水質の近代化に資する水安全計画)
・Application of leak detection techniques and the DMA approach to NRW Management
(無収水管理における漏水管理技術とDMAアプローチの適用)

WWCEは本来2年おきに開催されますが、前回会議はCOVID-19が蔓延する前の2018年に東京で行われたので4年越しでの開催でした。参加者は、近隣の欧州のみならず、アフリカ、アジア、南米諸国にわたり、WWCEは世界規模でのイベントとなり、会議・展示会の自由活発な雰囲気とあわせて久しぶりに味わうオープンな印象となりました。プロジェクトが支援した発表者2名に加えて、LWB側からは共同執筆者や計画立案担当者の2名が情報収集などのため派遣されました。

現地では、カウンターパートは我々の想定以上に精力的にWWCE会場内を行動していましたので、その一部を下記にご紹介いたします。

1.口頭発表:事前準備に入念に取り組んだことが幸いし、質問者からのコメント/質問等に対しても、問題なく対応できました。
2.他国企業との交流:発表内容に対して高い関心を示したイタリア企業と、LWB事業の概要説明や製品情報などの情報交換を行いました。
3.他国製品の情報収集:各企業が展示する技術ブースで資料収集に精を出し、自国でその製品をどう活用できるか、課題の解決にどう活用できるかを真剣に考える様子が伺えました。

今回のWWCEへの参加は、カウンターパート自身にとって発表を通じた自信・経験だけでなく、上記の新しい出会い/交流や収集した情報を、どのように自国で展開していくのか、期待できるものになったと思います。

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IWA-WWCE全体セッションの様子

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企業製品展示会の様子

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カウンターパートによる発表の様子

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カウンターパートによる発表の様子

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IWA世界会議会場前でのカウンターパートの様子

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IWA世界会議会場前でのカウンターパートの様子