中学校向け学校運営委員会(CGS)モデル検討調査を実施中!

2020年5月8日

開始直後より実施してきた2つの重要な取り組み(算数ドリルを活用した「子どもの学びの改善活動」および「教育フォーラム」)がモニタリング段階に入ったところで、プロジェクトのもう一つの活動である、中学校向けCGSモデル検討に向けた調査活動に着手しました。

本プロジェクトのフェーズ1(2008年~2011年:学校運営委員会支援プロジェクト)では、小学校向けとしてCGSモデルを開発してきましたが、その後マリ政府により、小学校と中学校を基礎教育課程として整理することになり、中学校でもCGSが設置されるようになりました。

小学校と中学校では、学区の広がり、教科担任制、生徒の状況などの点で異なります。これらの違いを踏まえ、委員会のメンバー構成やその選出方法、どのような活動を主として実施していくかなどについて、保護者と住民が団結して学校を支えるというベースは共通としつつも、中学校向けに改良を加えたモデルを検討する必要があります。

そこでプロジェクトでは、文献調査や既に中学校CGSが設置されている地域でのインタビュー調査を通じて、現状の分析とより良いモデルの提案を目指します。4月上旬に調査対象地域でのインタビュー調査を実施、集計作業も終わり現在は分析の段階に入っています。5月を目途にモデル検討と、モデル実施に向けたマニュアル案の作成を進めていきます。

【画像】

インタビュー調査の様子