プロジェクト活動再開!

2020年10月31日

8月のクーデターが発生以来中断していたプロジェクト現地活動ですが、今月下旬より無事再開することができました。

10月16日、日本人専門家と現地チームとの間をSkypeでつなぎ、現地活動再開に向けた打合せを行いました。中断期間中もメールやSNSを通じて頻繁にやり取りを取ってきましたが、やはりオンタイムで会話するというのは別物です。ディスプレイ越しではあっても、互いの声を聞き、言葉を交わし、顔を合わせることができました。カウンターパートや現地NGOスタッフの意欲にあふれた様子に触れ、活動再開の喜びを互いに分かち合うことができました。

9月14日よりすべての学校・学年で授業が再開されていることはお伝えしましたが、再開の遅れを取り戻すべく政府は、今学年度の授業を12月11日まで延長することを発表しています(注)。

残り少ない期間を有効に活用すべく、速やかにプロジェクト現地活動を再開することで一致し、早速10月25日より、現地チームはプロジェクト対象地域を巡回し、各校での活動再開支援を始めています。次号では活動再開後の様子をお伝えできることと思います。

日本人専門家の現地渡航再開は依然目途が立っておらず、まだしばらくは日本からの遠隔による支援が続きます。引き続きカウンターパートやローカルNGOスタッフと密に連絡を取り、関係者の健康と安全を最優先しながらも子どもたちの学びの改善に資することができるよう、プロジェクト活動を進めていきます。

(注)通常、マリの学校年度は10月に始まり、翌年の6月までとなっていますが、今年度はコロナウイルス感染拡大及びクーデターの影響により閉校となった期間が長かったため、このような措置が取られました。新学年度は年明け2021年1月4日より開始される見通しです。

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教育行政官との活動再開にかかる打合せの様子

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学校運営委員会との活動再開にかかる打合せの様子