モーリシャスは南西インド洋のサイクロンが頻発する海域に位置するため、豪雨や洪水などの自然災害への対策が急務となっています。モーリシャス気象局(MMS)は同国の気象観測、予警報の発出等の責務を担っていますが、正確かつ適切なタイミングで自治体や住民へ気象情報を発出するために必要な観測や解析、情報発信に関する能力が十分に備わっていません。本プロジェクトではMMSに対し、日本が整備した気象レーダーを含む気象観測機器の整備や観測データの分析、予警報、情報発信のための能力の強化を通じて、関係機関や住民への適切な情報発信を改善し、同国の防災に寄与します。