メキシコでは、地震、津波、火山、ハリケーン、洪水、地滑り、森林火災等の自然災害が頻発しており、2000~2017年に発生した災害による社会経済インパクト調査では、死者数9,009人、経済損失額5,124億ペソ(=約270億米ドル)、被災者数5,300万人、被害を受けた家屋数150万件の他、38,000件の学校と2,140ヶ所の病院・保健所が被害を受けた(出典:国家開発計画2019-2024)。
2017年の9月7日にチアパス州で発生したM8.2の地震、また9月19日にモレロス州で発生したM7.1の地震では、計467人の死者を出し、農村地域では12万件以上の家屋、都市部では約1,000件…