「仙台防災枠組」推進セミナーが行われました

2022年9月28日

2022年9月28日、メキシコシティの国立防災センター(CENAPRED)において、同センターとJICAの共催で「仙台防災枠組」の推進に向けた講演会が実施されました。本講演は対面・オンラインのハイブリッド形式で行われ、メキシコの連邦・地方レベルの防災関係者を中心に約200名が出席しました。

JICA側からは、本プロジェクトの調査団員としてメキシコを訪問中の名古屋大学西川智教授が登壇し、仙台防災枠組の推進におけるポイント、特に多数のアクターによる防災投資の促進に関して日本の事例を交えながら解説しました。参加者からは、国と自治体の財政的分担や、災害に強い都市計画等について質問が寄せられるなど、日本の取り組みに高い関心が示されました。

また、CENAPREDからは長年にわたり日本や国際社会との防災協力を推進してきたエンリケ・ゲバラ総局長が登壇しました。ゲバラ氏は、CENAPREDがメキシコ政府機関の中で仙台防災枠組を推進する中心的な役割を果たしていることに触れ、現在その中間レビューの一環として連邦諸機関及び地方自治体の防災施策を把握するための調査を進めていることを紹介しました。

講演の詳細は以下よりご覧いただけます。

記事作成者:廣田 怜央

【画像】

防災投資を促進するためのポイントについて解説する西川教授

【画像】

CENAPREDのゲバラ総局長(中央左)ら関係者と記念撮影に臨む西川教授(中央右)