「モンゴル国都市開発実施能力向上プロジェクトフェーズ2(MUGCUP2)」現地研修2日目

2015年9月23日

9月22日(火)から24日(木)まで、モンゴル日本センターにてMUGCUP2の第1回現地研修が行われました。本日9月23日(水)は本研修の2日目にあたり、午前にゲル地区の視察、午後には研修会場であるモンゴル日本センターでパネルディスカッションという内容の濃い1日となりました。

午前中は、都市再開発事業手法の異なる3つのゲル地区を対象に現地視察を行いました。今回視察したのは、老朽化アパート建て替え事業地区、ゲル地区アパート化事業地区、ゲル地区区画整理事業候補地の3つです。プロジェクトで用意したバスにアイマグ(県)からの参加者が乗り込み、それぞれの地区をまわりました。各地区で事業担当部局から写真や模型を用いた説明を聞いたことは、アイマグからの参加者にとって実際の事業の詳細について知る良い機会となりました。

午後にはモンゴル日本センターにおいてパネルディスカッションが行われました。1日目の講義と午前の現地視察も踏まえた上で、各アイマグの参加者から、地方都市が抱える再開発事業の問題が提示され、パネリストである建設都市開発省やウランバートル市の担当者と課題の共有を行いました。その後、土地の担保など再開発事業の問題について、パネリストを中心に討論が行われ、終わりには会場からも多くの質問が出ていました。どの出席者も積極的な姿勢で研修に臨む姿勢から、研修3日目に行われる参加者全体のグループディスカッションも有意義なものになることが期待されました。

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ゲル地地区視察・説明に耳を傾ける参加者

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各アイマグからの報告