「モンゴル国都市開発実施能力向上プロジェクトフェーズ2(MUGCUP2)」JICAインターンの受け入れ

2015年10月12日

8月下旬から10月中旬まで学生4名がMUGCUP2でインターン活動を行いました。インターン生は、ウランバートル市ゲルハウジング公社職員や住民へのヒアリングを通して、ゲル地区の現状や再開発事業への理解を深めることができました。また、プロジェクトで実施した国内研修などを手伝うことで、開発コンサルタントの仕事を知る機会を得ました。

インターン生には、それぞれが滞在する1ヵ月間、通常のプロジェクト活動への参加に加え、自主研究という課題が与えられていました。自らテーマを設定し、それについて調べ、インターン最終日に研究成果を発表するという活動でした。渡航前に各自、自主研究のテーマを決めていましたが、インターン活動を通して深く調べたいことや興味・関心が変わり、テーマを変える人もいました。自主研究の発表会では、インターン生の発表後、プロジェクト専門家やモンゴル人スタッフからコメントや質疑を受けました。インターン生にとっては、悩み続けた自主研究でしたが、学びのある機会でした。

インターンで学んだこと(インターン生 小野京香)

インターンを通して学んだことは2つあります。1つ目は、開発コンサルタントとJICAの仕事の違いです。開発コンサルタントはより現場に入り込んで仕事をする立場であり、JICA職員はその担当国の案件を統括する立場であり、マクロな視点から問題解決を図る立場であることが理解出来ました。
2つ目は、モンゴルにおけるJICAの存在の大きさです。自主研究のために住民ヒアリングを行った際に、「JICAを知っている」と答えてくれた人が半分ほどいました。市民レベルで周知されていることを嬉しく感じました。また、日本に対して好意的な感情を持っている方が多く、日本とモンゴルがこれまで築いてきた関係の深さを実感することが出来ました。私たち、インターン生の世代がこれを引き継ぐ番であり、より発展した関係になることに貢献していきたい、と強く思いました。