マスタープラン実施計画2016-2020が閣議承認されました。

2016年4月22日

2016年3月28日(月)、サブプロジェクト1(ウランバートル市マスタープラン実施計画策定能力向上プロジェクト)において作成支援した「マスタープラン実施計画2016-2020」が閣議決定されました。

ウランバートル市では2013年2月に閣議承認されている「UB市マスタープラン2020および開発トレンド2030」が都市開発の在り方を示す青写真となっていましたが、実現へ向けた優先プロジェクトが不透明であり、関係部局および省庁が実施するプロジェクトの整合性が取れない可能性があることが課題となっていました。

「マスタープラン実施計画2016-2020」では、ウランバートル市の関係各局および関連省庁より優先プロジェクトを聞き取り、5ヵ年実施計画として取り纏めました。これにより、実施すべきプロジェクトが明確となり、統一の目的を持ったプロジェクトが展開される見込みです。

また、閣議決定内容には、実施計画に反映されたプロジェクトに基づいて関係機関が予算取りすることと、実施状況を定期的にモニタリングすることも含まれており、今後は「マスタープラン実施計画2016-2020」に基づいて都市開発が進展することが期待されます。

JICAは実施状況のモニタリングを支援することも視野に入れつつ、引き続き、ウランバートル市の都市開発を促していきます。

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急速な都市化が進むウランバートル市の街並み