日本の再開発事業のノウハウを学ぶ!モンゴル政府高官・実務者を対象とした本邦研修を実施

2017年2月18日

2017年2月5日〜18日

建設都市開発省副大臣やウランバートル市副市長はじめ、サブプロジェクト2(モンゴル都市開発実施能力向上プロジェクト・フェーズ2(MUGCUP2))の関係者16名が来日しました。うち高官を含む5名は1週間、その他11名は2週間の日程で、1週間目に東京、そして2週間目に愛知を訪問しました。その間、国土交通省はじめ、地方自治体、UR都市機構、民間企業に講義頂き、事例の視察をしました。研修を受け入れて頂いた訪問先の関係者の皆様にはこの場で厚く御礼申し上げます。

研修の目的は、1)日本の再開発事業や土地区画整理事業、老朽化アパート建替え事業について、行政担当者や事業主体から学ぶ、2)都市開発行政の仕組みについて理解を深める、3)低所得者向け住宅政策と政策実施メカニズムについて学ぶ、の3つでした。

今回の研修は、昨年6月の選挙後に新しく着任した関係者が多かったことから、本プロジェクトの理解を深めると同時に、日本の政策や事業について理解を深める貴重な機会となりました。研修生からは、「講義で聞いたことを視察で目にすることで日本の再開発に関する法体系やメカニズムについて理解が深まった」とのフィードバックがありました。

研修生は、研修の最初にモンゴルの再開発事業の抱える課題について挙げ、研修の最後には、最初に挙げた課題への対応策、本研修で学んだことの中で今後モンゴルにおいて活用が可能と考えられること、などについて議論を行いました。議論の結果から、研修が実り大きなものであったことが実感されました。今後の本プロジェクトの活動の中で、研修で得た知見が大いに発揮され、モンゴルの再開発事業が少しでも良いものになればと考えています。

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修了証をもらってからの記念撮影

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ラップアップでのグループ議論の様子