第2回目JCC開催

2017年4月18日

第2回目JCC(Joint Coordinating Committee)を4月10日に開催しました。
昨年3月に第1回目を開催しましたが、この間保健省の組織改編に伴う大幅な人事異動が行われたことによりJCCメンバーもほとんど総入替えで、新メンバーによる初めてのJCCとなりました。 本来はもう少し早い時期の開催を計画していましたが、新しいカウンターパートやJCCメンバーに本プロジェクトの内容やJCCの目的などを説明し理解してもらうための時間が必要でした。

JCCの準備はプロジェクトの実務レベルのカウンターパートから構成されるワーキンググループで進めてきました。このワーキンググループのメンバーもほとんど入れ替わった状態で、まずは今までのプロジェクト活動の内容、成果の達成状況、課題について共通認識を持つこと、そして今回のJCCの目的を明確にすることに努めました。
とくにワーキンググループで慎重に協議したことはプロジェクトが抱える優先課題をしぼりこみ、その具体的な対策を定めることでした。そしてそれらをJCCの決定事項として議事録に記録することにしました。

今回JCCで合意した重要課題に対する主な対策は以下の3つになります。
1)2018年のJCCまでにプロジェクトが実施してきた臨床研修指導医講習会(TOTWS)に対する保健省の方針、および開催指針を明文化し制度化すること。
2)2017年5月までにプロジェクトが教材パッケージを作成し実施してきたAALS研修(高度救命診療コース)について2年間の研修計画をたて実施していくこと。
3)2017年9月までに研修指定病院の臨床研修評価を行う際の評価シート改訂版の作成、さらにその評価シートを使い2つの病院で2017年度の評価を実施すること。

JCCではこのほか、これまでに実施したプロジェクト活動の内容、PDMの指標に沿った達成状況の報告を行い、その後参加者と質疑応答を行いました。

プロジェクト関係者間でこれまでの活動成果を確認し、直面している課題の具体策を合意できた大変意義のあるJCCになったと思います。

【画像】

JCCの議事録署名、中央左からJICAモンゴル事務所長と保健省事務次官

【画像】

JCC参加者