災害空間情報データベースの管理・運用に関わるトレーニングの開催

2018年10月25日

2018年10月24日、25日の2日間、21県及びウランバートル市の非常事態局で災害情報に関わる職員約30名が参加して、災害空間情報データベースの管理・運用に関するトレーニングを開催しました。

2018年3月12日、13日に実施された第1回に続く2回目の開催となり、2018年5月に新設された国家非常事態庁(NEMA)空間情報技術課の職員もインストラクターとして参加しています。
プロジェクトのワーキンググループの活動では、新防災法14条に定められた災害データベースの構築に留意し、NEMAの本部と地方部局の連携により災害データを空間データベースとして適切に蓄積・管理・共有する仕組み作りと、その活動を支援する基幹システム(Internet-based Disaster Spatial Information System:I-DSIS)の構築が進められています。
この2日間のトレーニングでは、地方非常事態局の職員が実際にI-DSISにアクセスして、災害データを地図と連携させて表示・編集・管理する訓練が実施されました。地理情報システム(Geographic Information System:GIS)や情報技術に関わる基礎知識・技能を有する職員も多く、参加者は積極的に新しいシステムの管理・運用方法を習得していました。

NEMA本部と地方部局との連携により蓄積・管理される災害空間情報データは、災害リスクの分析、防災計画の策定、防災白書の更新など様々な防災・減災活動の基礎データとして活用されていくことが期待されています。

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Sodnomragchaa課長による空間情報技術課の活動内容説明

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システムを用いた災害データ管理の訓練の様子