「建物耐震診断・耐震補強ガイドライン」の建設都市開発省大臣による承認

2018年11月6日

2018年11月6日、本プロジェクトのワーキンググループの活動で作成された「鉄筋コンクリート造建物、プレキャスト大型パネル造建物、組積造建物に関する耐震診断・耐震補強ガイドライン」が、建設都市開発省大臣令として承認されました。

本ガイドラインは、日本の耐震診断・耐震補強基準を基に、ワーキンググループによって建物に求められる耐震性能の設定や材料強度の評価法が検討され、モンゴル国に適合した独自の基準となっています。

国家監査庁の建築物使用証の交付等に関する副首相令では、本ガイドラインを建築物耐震診断の参照基準の1つとすることが明記されています。本プロジェクトでは、これらのガイドラインを基に、これまで既に数回の建物耐震診断講習会を関係省庁及び機関の担当者とエンジニアを対象にして実施しています。耐震補強についても今後講習会を予定しています。また、本技術の普及を目的として研修講師候補育成のための研修も計画しています。

建設都市開発省大臣令として承認されたことにより、今後本ガイドラインが広くかつ継続的にモンゴル国内の建物の耐震性向上に資することが期待されます。

【画像】

建設都市開発省大臣の承認と3種類の建物耐震診断・耐震補強ガイドライン

【画像】

建設都市開発省大臣の承認と3種類の建物耐震診断・耐震補強ガイドライン

【画像】

建設都市開発省大臣の承認と3種類の建物耐震診断・耐震補強ガイドライン

【画像】

建設都市開発省大臣の承認と3種類の建物耐震診断・耐震補強ガイドライン

【画像】

国家非常事態庁(NEMA)への建物耐震診断装置の供与(2018年11月12日NEMA撮影)

【画像】

発行されるガイドラインのイメージ