市民防災研修センターにおける地震体験機の引き渡し式

2019年3月20日

2019年3月20日、ウランバートル市の市民防災研修センターにおいて、日本製の地震体験機の引き渡し式が、エンフトゥヴシン副首相、高岡大使の出席の下に行われました。

本プロジェクトでは地震体験機の供与と設置支援を行ってきましたが、地震体験機を設置した地震学習室の展示パネルの作成支援も行い、引き渡し式に合わせて展示披露しました。

引き渡し式では、モンゴル国の地震活動が活発化していることを受けて、副首相から地震体験機の導入、学習教材の作成に対し日本の協力へ感謝の言葉を頂きました。

大使から「日本の知見・経験をモンゴル国の地震防災に役立てていただきたい」という期待を込めた話を頂いた後、JICAモンゴル事務所田村所長からバドラル国家非常事態庁(NEMA)長官へ、地震体験機の操作キーが手渡されました。

そして副首相、大使、ウランバートル副市長、防衛副大臣など出席いただいた皆様に地震体験機を体験いただきました。地震体験機の体験後、副首相より「地震の揺れをリアルに体験することができる有意義な装置であり、設置によってより効果的に地震防災について学習できるようになった」と取材メディアのインタビューに応じていただきました。

本プロジェクトは今後も地震防災学習活動の強化に向けて支援を行っていきます。

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設置された地震体験機

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エンフトゥヴシン副首相のスピーチ(後ろは高岡大使)

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田村所長からバドラルNEMA長官への操作キー譲渡

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震動台の体験

【画像】主な参加者(前列左から田村所長、高岡大使、副首相、NEMA長官、EMDC局長、防衛副大臣) 展示パネルに囲まれた地震体験室