第一回本邦研修実施「日本の病院システムの概要について学ぶ」

2017年9月7日

2017年6月25日の日曜日、モンゴルから16名の研修員が第一回本邦研修のために来日しました。多くの研修員は日本が初めてということで、行く先々でシャッター音が聞こえておりました。

研修は6月25日から7月8日までの14日間の日程で行われました。研修の大きな目的は「日本の病院システムを学ぶこと」です。これは、モンゴル初の教育病院(日本モンゴル教育病院)に、日本式の病院システムを取り入れ、質の高い医療サービスを提供することを目指しているためです。

最初の1週間は、研修員全員が徳島大学において、病院管理、看護管理、物品管理、品質管理等について学び、その後、徳島大学と愛媛大学のグループに分かれました。前者においては、クリニカルパス、職員・勤務管理、救急医療、看護職養成、薬剤管理等、後者においては、院内感染対策、医療情報システムに関して、講義並びに院内視察等を通じて学びました。

研修員達は、講義に対し熱心に耳を傾け、視察においては常にノートを取り、時間を見ては講師に積極的に質問を行っていました。また、研修終了後も、毎日自主的に研修員全員が集まり、その日の結果を取りまとめていました。

研修の最後日には、今後の技術移転内容・研修計画を盛り込んだアクションプランを専門家と共同で策定し、発表しました。最後に苛原総括より、研修全体に関する取りまとめの話がありました。

今回の研修において「モンゴル初の教育病院を作るんだ!」という研修員の積極的な姿勢を見ることができました。今回策定したアクションプランを活かす事により、今後の本邦研修並びにモンゴルでの技術移転をより効果的に行っていきたいと思います。

【画像】

アクションプラン作成

【画像】

アクションプランの発表

【画像】

苛原総括による研修全体の取りまとめ

【画像】

修了式の状況