2022年パイロット事業実施に向けた活動

2022年4月20日

2022年のパイロット事業実施に向けて、準備を開始しました。

2021年では、運輸交通省管轄のナライハ~チョイル間道路にてパイロット事業を実施しましたが、2022年度は首都ウランバートル市内でパイロット事業を実施する予定です。

このパイロット事業は、モンゴルの舗装道路に一般的に発生する横断ひび割れ及びわだち掘れ対策として、成果1で作成・承認された「モンゴルの気候条件に適したアスファルト舗装設計規格」及び成果2で実施される室内試験結果を、実際の道路現場で検証する目的で実施されます。

プロジェクトチームは、2021年のパイロット事業実施後、品質管理に係る試験結果の分析及び評価、パイロット事業の改善点をまとめ、施工現場のモニタリングとして横断ひび割れの発生状況等を調査しました。2021年パイロット事業の結果については、2022年3月に開催された第1回技術セミナーで報告し、関係者に情報を共有しました。

2022年の準備作業として、数回に渡るワーキンググループの会合やウランバートル市道路開発局担当者との打ち合わせを実施し、予算確認や実施スケジュールに関する協議を行いました。ウランバートル市内のパイロット事業対象候補の道路を数か所視察し、施工現場をアルタイ団地前道路(わだち掘れ対策)とシャルガモリト道路(横断ひび割れ対策)の2ヶ所に決定しました。

2022年の4月~6月にかけて、事前調査の実施と材料の選定、試験所における配合設計やプラントでの試験練りなどの作業を行い、2022年7月~8月を目途に工事を実施する予定です。

【画像】

オンライン会議の様子(2022年2月)

【画像】

ウランバートル市内パイロットプロジェクト候補道路視察の様子(2022年2月)

【画像】

技術セミナーにおける2021年度パイロット事業報告の様子(2022年3月)

【画像】

ウランバートル市道路開発局と共同で候補現場の視察を行った(2022年3月)

【画像】

2021年度パイロット事業のモニタリング測定の様子(2022年4月)

【画像】

既存道路舗装からコアサンプルを採取する様子(2022年4月)

【画像】

ワーキンググループ会合(2022年4月)