モンゴル国内で行われた「国際看護の日」に関連したイベントに参加しました

2023年5月12日

看護の祖であるフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんで5月12日は「国際看護の日」に制定されています。毎年この看護の日にちなんで、世界各国では様々なイベントが催されますが、モンゴル国でも「国際看護の日」を迎え、様々な催しが開かれました。

5月4日~5日には国立第三病院で看護学会が開かれ、菅原専門家が「新人看護師育成に向けたガイドライン」(5月4日)や「モンゴル国における看護卒後コンピテンシー開発に関する講演」(5月5日)を行いました。また、今後、看護の研修指定病院を目指している国会特別公務員病院でも「モンゴル国における看護卒後コンピテンシー開発に関する講演」をする機会を頂き、多くの医療職・看護職方々がモンゴル国における看護卒後教育のコンピテンシーに関心を寄せて頂いていることを感じました。

5月8日には保健大臣であるS.Chinzorig氏の主催により「看護師の意見を聞く会」が開催され、その中で保健省・CHDがJICAと共同し、看護職の研修強化の為の様々な取り組みを行っていることが紹介されました。また、菅原専門家とCHD看護担当専門官:U.Naransetseg氏が「モンゴル国における看護卒後コンピテンシー開発過程」について紹介を行いました。

5月12日には大統領・保健省・モンゴル看護協会が式典を共催し、コロナ渦を支えた看護職を称賛するとともに、今後モンゴル国において様々な看護政策が打ち出されることが発表されました。

世界中がcovid-19を経験し、WHOやICNが「今こそ看護分野への投資の時期」と声をあげている今、モンゴル政府を始め、保健省や多くの医療関係者が看護職に理解を示し、様々な取り組みを打ち出しているこの現状は、今後、世界のモデルになっていくと信じています。

PJとしてもこういったモンゴルの動向を支援しつつ、活動を継続していきたいと考えています。

医師及び看護師の卒後研修強化プロジェクト
プロジェクトアシスタント ビンデリヤ

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5月4日~5日 国立第三病院での講演後に感謝状を頂く菅原専門家

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5月4日~5日 国立第三病院での看護学会の様子

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5月8日「看護師の意見を聞く会」で挨拶をする保健大臣S.Chinzorig氏

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モンゴル国における看護卒後コンピテンシー開発過程について発表するCHD看護担当専門官:U.Naransetseg氏

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モンゴルにおける看護政策について述べる大統領:U.Khurelsukh氏