インクルーシブな学級作りに関する勉強会を開催しました。

2021年5月7日

本プロジェクトでは、障害のある子どもが地域の学校で必要な支援を受けながら学校生活を送れるようになることを目指しています。通常学級には、障害のある子どもだけでなく、様々な課題を抱えた子どもがいます。「すべての子どもに同じ内容を教えることが難しい」、「特定の子どもに多くの支援が必要になるので、授業を進められない」など、日々の授業実践やクラス運営において課題を抱えている教員も少なくありません。そこで、2021年5月7日にモニタリング対象校等の教員を対象に、インクルーシブな学級づくりや授業についての勉強会を開催しました。

勉強会では、学びのユニバーサルデザインの基本的な考え方や日本の事例を紹介しました。少しの発想の転換や工夫で、障害のある子どもだけでなく、すべての子どもたちにとってわかりやすい授業を実現することができます。そして、わかりやすい授業を実践することで、個々の特別な配慮は少なくなり、教員の負担感も減らすことができます。理論で学ぶと納得しますが、モンゴルでの事例を積み重ねて、全国に広めていくことが重要です。そこで、プロジェクトでは研修に参加した教員とともに、9月の新学期よりインクルーシブな学級づくり・授業づくりに取り組んでいく予定です。

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