教員研修用動画を作成しています!

2022年2月22日

障害のある子どもが地域の学校で楽しく有意義な学校生活を過ごすためには、学校職員のインクルーシブ教育に関する知識や、教員の適切な指導がとても重要となります。本プロジェクトでは、モンゴル政府の教育機関である教員研修所と教育研究所をカウンターパートとし、教員向け研修の改善を支援しています。

COVID-19の感染拡大により、教員研修所では教員研修のオンライン化に取り組んでいます。プロジェクトでも、オンラインで活用できる講義動画の作成を2021年8月から進めています。インクルーシブ教育について、管理職、学校のソーシャルワーカー、担任などが知っておく必要のある法制度や合理的配慮、障害のある児童生徒の入学から卒業後の社会参加の支援に関することなど、合わせて8本の動画を作成しました。

これらの動画は2022年1月から教員研修所の年次研修(1、5、10年目)の基礎科目の選択コースになることが決まっています。今後、通常学級における指導法や障害に関する基本的な知識についても動画を作成し、多くの先生方に観ていただけるような教員研修プログラムにしていく予定です。

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動画「合理的配慮の内容と具体例」

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動画「卒業後の障害児」
「本講義は、モンゴルの自立生活センターの職員が講師を務めています。
(注)自立生活センターは、障害のある当事者が中心となって運営し、障害のある人々の地域での自立生活を支援している団体です」

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動画「インクルーシブ教育を取り巻く国際的動向」