第一回本邦研修を実施しました

2022年10月28日

2022年10月12日から26日までの15日間、モンゴル国より研修員が来日し、第一回本邦研修を実施しました。今回の研修テーマは「モンゴル国給食実施のための中央・地方行政制度、政策コース」。研修には、モンゴル国保健省公衆衛生局局長や教育・科学省生徒給食導入課課長をはじめとする省庁職員4名と、本プロジェクトのパイロット県に選定しているドンドゴビ県およびウブルハンガイ県教育科学局局長各1名の計6名が参加しました。

本研修は、プロジェクト期間である2021年から2025年に予定されている研修のうち、最初の研修であり、日本の学校給食に係る政策や制度をはじめ、様々なレベルの機関による役割や実践の学びを通じて、モンゴル国学校給食の政策立案者の政策立案、関係機関との連携および調整に係る能力強化を図ることを目的に実施されました。

研修では、東京都学校給食会や川崎市南部学校給食センターへの訪問のほか、文部科学省、農林水産省、厚生労働省等による講義が行われました。各研修員が問題意識をもって研修に臨み、それぞれの立場から、今後のモンゴル国における学校給食の課題と照らし合わせて学びを深めた結果、毎回の講義にて時間が足りなくなるほど質疑や議論が盛り上がりました。

研修の最後には、研修の学びと、今後モンゴル国へ帰国した後のアクションプランが発表されました。発表では、学校給食の関係機関が今後どのように連携していくかが紹介されました。

これから、様々な機関が一体となって学校給食を推進していくことを期待しています。

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東京都学校給食会視察の様子

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JICA本部表敬の様子