「数学I」試行版が完成しました！

2016年4月に算数チームの活動が始まって以来、日本人専門家の支援のもと作成してきた教材、「数学I」試行版がついに印刷・製本されました！「数学I」はIFP学生の教科知識を養うための教材で、数と計算分野を中心に扱っており、1年生の授業で使用される予定です。

モザンビークIFP新学期は2月に始まります。2017年2月の新学期に合わせ、3校のIFPで同教材の試行が始まります。3校のIFPの教官が新しい教材を抵抗なく使えるよう、本プロジェクトでは、来月早々に同IFPの校長、算数教官、校長、州教育人間開発局の技官を対象として、導入研修を行う予定です。

「数学I」の開発は終わりましたが、現在は「数学I」の研修準備、「数学II」の編集作業、「算数科指導法」の執筆開始などするべきことが目白押しで、プロジェクトオフィスは大忙しです。特に「算数科指導法」の執筆に関しては、同教材が単なる教科知識ではなく、いかにそれを教えるかという指導法を身に着けることを目的としたものであるため、作成の難易度が高く、当初はメンバーも四苦八苦していました。しかし、日本人専門家の支援もあり、何とかサンプルとなる章（単元：分数）のドラフトが完成しました。これからも、モザンビーク側メンバーと日本人専門家が協力して、ひとつずつ確実に教材を作成していきたいと思います。