第9号「ProFORSA II終了時セミナー開催」

2019年5月17日

業務調整/研修管理
大塚 教二巳

主に母子保健の人間的ケアにかかる保健人材養成機関教員と保健人材の指導力・実践力が強化される」ことをプロジェクト目標とし2016年にスタートした保健人材指導・実践能力強化プロジェクト(ProFORSA 2)は、今月(2019年5月)をもって終了を迎えます。

終了にあたり、これまでのプロジェクトの活動成果を共有することを目的としたセミナーを開催しました。2日にわたるセミナーには保健省副大臣、保健省各局代表者、パイロット州の保健局長や病院院長などプロジェクト関係者約60名が参加しました。セミナーではプロジェクトの以下の3つの成果についての報告を中心に発表・パネルディスカッションが行われ、活発な議論が交わされました。

1.「公立病院に勤務する看護師などの医療従事者や医療人材養成学校の教員への現職研修制度の構築と効果的な普及・モニタリングが実施できるシステムの確立」
2.「パイロット3州においての母子保健看護師の有資格トレーナーの養成、郡レベルでの現職研修の実施体制の確立」
3.「全国の医療従事者養成学校の学生に対する習熟度評価テスト実施と結果分析の整理」

プロジェクトでは、プロジェクトの終了後も継続的に活動が行われるよう、常にカウンターパートの主体性を重視して活動を実施しており、これらの活動は既に保健省をはじめとするモザンビーク側の各組織内の年間活動計画に組み込まれており、彼ら自身の力によって活動が継続される予定となっています。

JICAはプロジェクト終了3年後の事後評価レビューを予定し、プロジェクトの成果の持続性と更なる発展をモニタリングしていきます。

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セミナー開会の挨拶 中央:保健副大臣、右:研修局局長、左:JICAモザンビーク所長

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セミナー参加者の集合写真

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保健省研修局職員による発表の様子 現職教育のシステム:継続研修課課長

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保健省研修局職員による発表の様子 母子保健分野の継続研修:継続研修班員

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質疑応答の様子:ザンベジア州保健局局長

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マニュアルなどの成果物展示ブースの様子

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習熟度評価テストに関するパネルディスカッションの様子

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セミナー会場の様子