第1回本邦研修(前半部分)をオンラインで実施しました

2021年12月1日

2021年11月

2021年10月18日~22日、第1回本邦研修(前半部分)(以下、本研修)を、モザンビークと鳴門教育大学を繋ぎ、実施しました。本研修の目的は、プロジェクトの算数チームと理科チームの教科書改訂担当者各6名が教科の内容と指導法の理解を深め、カリキュラムと教科書の改訂に生かすことです。

第1回本邦研修は当初、「本邦(日本)」における実施を予定していましたが、新型コロナ感染症流行により、現時点でモザンビーク関係者の来日は叶いません。そのため、研修を前半と後半に分け、遠隔での実施が可能で、早期の提供が望ましい研修内容を前半、日本における研修実施が望ましい内容を後半としました。(後半の研修は、2022年に予定しています。)

算数チームは、現在教科書を改訂しています。研修では午前中オンラインで講義を受け、日本や他国の教科書の構成や内容を比較検討し、午後は検討結果を活かして教科書原稿を執筆しました。一方、10月に結成されたばかりの理科チームは、教科書改訂に先立ち、カリキュラムの整理が必要です。研修では、日本のカリキュラムとの比較を通し、モザンビークの理科カリキュラムの系統性や学習内容を見直しました。(「理科」で扱う内容は国により違いがあるので、またの機会に詳しくご紹介できればと思います!)

これまでとは異なる形での研修にはなりましたが、参加者からは、「改めて自国のカリキュラムを分析するよい機会となった」「オンラインであったが、講師の方が丁寧に質問に回答してくれたおかげで理解が深まった」など本研修に対して前向きな意見を聞くことができました。今回の研修同様、新しい環境においてもプロジェクトの活動を積極的に進めていきます。定期的にプロジェクトの様子も発信していきますので、ぜひご覧ください!

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オンライン講義に真剣に聞き入る算数チームメンバー

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カリキュラムの系統性を議論する理科チームメンバー