プロジェクトの開始と事務所の開設

2019年3月1日

2019年3月

「農村地域基礎保健サービス強化プロジェクト」は、ミャンマーにおける母子保健や生活習慣病などの非感染症疾患の保健課題に対して、末端の保健施設(地域保健センター(RHC)及び地域補助保健センター(SRHC))が、生涯を通じた健康を実現するライフコース・アプローチに基づく効果的な基礎保健サービスを提供できるよう支援を行うものです。マグウェイ地域の8つのタウンシップを対象に、2019年2月から5年間、基礎保健スタッフや保健ボランティアを含むコミュニティ住民に対するプロジェクト支援を通して、ミャンマー保健スポーツ省が目標に掲げるユニバーサル・ヘルス・カバレッジの実現に貢献することを目指しています。

2019年2月、日本からの専門家チームが現地入りし、プロジェクトが正式に開始されました。最初の活動として、カウンターパートである保健スポーツ省公衆衛生局とマグウェイ地域公衆衛生局の関係者への表敬と、プロジェクトの概要説明および計画の確認を行いました。また、マグウェイ地域公衆衛生局から同局内に無償提供されたスペースに、プロジェクト事務所を整備しました。老朽化が進んでいたため、天井・床の貼り換えや、電気工事、トイレ改修、必要な家具や器材の設置など全面的な改修を約1ヶ月にわたって行い、無事に活動拠点としての事務所を開設することができました。

本事業のコアチームは、総括(保健計画・母子保健)、副総括(保健計画・母子保健)及びコミュニティ啓発の日本人専門家3名に加えて、現地スタッフとしてプロジェクト・コーディネーター、コミュニティ・エンゲージメント・オフィサー2名の合計5名で構成されています。

【画像】マグウェイ地域公衆衛生局内のプロジェクト事務所&プロジェクト・チーム