第1回合同プロジェクト調整委員会会合の開催

2019年10月31日

プロジェクト運営実施における意思決定の仕組みとして、保健スポーツ省とJICAの関係者によって構成される合同プロジェクト調整委員会(JCC:Joint Coordination Committee)が設置されました。また、JCCに加えて、技術面のアドバイスや課題への対応を協議し、教訓や好事例を取りまとめていく役割を担う2つのタスクフォースが、中央レベル(ネピドー)と地域レベル(マグウェイ)に設置されました。

さらに、基礎保健サービスとコミュニティ参加に係る現場の最新情報を収集し、保健スポーツ省の保健政策やプログラムの現状、および開発パートナー機関による支援状況を把握するために、包括的な現状調査を実施しました。保健スポーツ省のカウンターパートや開発パートナーへの聞き取り調査に加えて、プロジェクト対象地域であるマグウェイ地域の8タウンシップを訪問し、現状や課題について情報収集と意見交換を行いました。

こうした現状調査結果をもとに、各レベルのカウンターパートと共にワークショップを開催し、プロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM)及び作業計画(PO:Plan of Operation)の見直しを行いました。第1回JCC会合は、2019年10月31日に首都ネピドーで開催されました。保健スポーツ省公衆衛生局次長Dr. Htin Linが議長を務め、公衆衛生局内の関連6課の代表、マグウェイ地域公衆衛生局代表、JICA本部、JICAミャンマー事務所、プロジェクト・チームメンバーが参加しました。この会合では、事前協議で得られたコメントを基に修正されたPDMとPOの改定案、さらにプロジェクトの運営や実施体制について関係者一同で最終的な合意を得ました。JCC会合の後、協議されたPDMおよびPOは両国間で改定案として合意され、改訂版PDMおよびPOに基づく具体的な活動が開始されることとなりました。

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第1回JCC会合の様子(左:プロジェクト総括、中央:マグウェイ地域公衆衛生局長、右:本省公衆衛生局次長)

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第1回JCC会合集合写真(2019年10月)

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現状調査における現場での聞き取り調査の様子

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マグウェイ地域ワークショップのグループワークを通じたPDMの見直し(2019年10月)