復興を促進するカーレ河橋梁、ジャラ河橋梁がついに完工しました!-優先緊急復旧事業の大型案件が続々と引き渡し 第1弾-

2019年2月6日

優先緊急復旧事業(Quick Impact Projects、以下QIPs)は、18件の公共建築物、4件の土木工事、4つの生計支援で構成され、1月16日にすべての施設が完成しました。

バラキロ-バルパック道路は、震源地であるバルパックに向かう主要道路であり、ゴルカ郡、バルパックなどの復興においても重要な役割を果たします。しかし、ダラウディ河本流に沿って建設されているため、モンスーン時期には氾濫によって車両の通行が困難になり、復興に支障を来していました。そのため、QIPsではそのうちのカーレ河、ジャラ河を横切る地点に、それぞれ橋梁を建設することにしました。

引き渡し式 2018年12月3日

11月にはこのカーレ河橋梁、ジャラ河橋梁が完工し、無償案件で建設された3橋梁と合わせて盛大に引き渡し式を実施しました。バルパック・スリコット市市長や復興庁高官だけでなく、駐ネパール大使やインフラ・運輸省大臣が参列し、多くの関係者と共に完成の喜びを分かち合い、震災復興をより力強く進めて行くことを再確認する場となりました。

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完了検査を終えたカーレ河橋梁にて

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引き渡し式の様子

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多くの関係者が引き渡し式に参列しました

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銘板の前で握手を交わす駐ネパール大使とインフラ・運輸省大臣

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テープカットの瞬間

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記念撮影

復興の促進だけでなく、生活の一部に

完工以来、多くの車両や住民が通行し、早くも復興の促進と地域住民の生活に欠かせない重要なインフラとなっています。通行する住民にインタビューを行ったところ、「モンスーンの影響も受けず、年中通行ができるようになって本当に助かっています。」という嬉しい感想を頂きました。実際に12時間の交通量調査を実施したところ、カーレ河橋梁では380台(バス、トラック、乗用車、バイク等)、ジャラ河橋梁では180台の通行を確認することができました。

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バスが通過するカーレ河橋梁

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地域住民も多く通行する

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トラックが通過するジャラ河橋梁

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橋梁脇に設置された銘板

【画像】橋梁(ゴルカ郡)のサイト位置図