マスタートレーナー上級コース研修実施

2016年4月4日

コミュニティ調停制度を円滑な導入とさらなる普及のためには、中央政府関連省庁のコミュニティ調停制度に対する理解や、関連省庁・組織間の協調を促進することが重要となります。このため、本プロジェクトのカウンターパート機関である連邦・地方開発省をはじめとする中央政府関連省庁の役職者を対象として、コミュニティ調停実施にかかる運営管理やコミュニティ調停人技術を網羅したマスタートレーナー上級コース研修を、3月16〜20日の5日間にわたって実施しました。

5日間の研修は、通常実施されているコミュニティ調停の内容に加えて、グループ調停制度、非暴力コミュニケーション、ジェンダーといったより専門的な内容や、ネパール政府が進めている「ローカルガバナンス・コミュニティ開発プログラム2」(LGCDP-II)におけるコミュニティ調停の位置づけ等の行政官向けの内容を網羅した構成で実施され、活発な議論が行われました。参加者からは、コミュニティ調停の重要性の認識が深まったという意見が多く寄せられました。

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マスタートレーナー上級研修での講義