技術協力プロジェクトページ原稿(5)プロジェクト進捗レビュー会議

2016年6月9日

第1回進捗レビュー会議(2015年12月)、第2回進捗レビュー会議(2016年6月)をカウンターパート機関である連邦・地方開発省と実施しました(第1号:2015年12月、第2号:2016年6月)。
モニタリングシートを用いたプロジェクト進捗レビューの初回は、連邦・地方開発省の人事異動により、プロジェクトマネジャー(担当課課長)が交替したばかりであったことから、まずは新任のバストラ氏に対し「JICAプロジェクトの進捗モニタリングとは何か?」という点から説き起こし会議時点までの進捗を一つ一つ振り返りました。

実質的な初の進捗レビュー会議となったのは、半年後の2016年6月に開催されましたが、マオイスト党が全国規模のバンダ(ストライキ)を招集したため、JICA事務所からの出席はかないませんでしたが、反面カウンターパート機関の担当高官(プロジェクトダイレクター)や、国家開発プログラム(LGCDP-II)の担当官がストライキのために省庁から外出できないことを幸い、プロジェクトチームとの3時間にわたるレビューが実現しました。
半年間の進捗を通して、全国展開に向けたパイロット郡や村の選定基準、また同国家開発プログラムの中での位置づけを確認しました。またLGCDP-II側からは、予算執行と連動する形でのコミュニティ調停の政策・ガイドライン策定の重要性と、司法機関や行政省庁との議論を詰めながら慎重にMoFALDモデルが策定されつつある点を高く評価されました。